スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

早朝シアター

ひさびさ、DVD紹介。

実は、わたくしは、俳優や芸能人の名前を覚えるのが非常に苦手で、小さい頃から特定の有名人を好きだとかファンだ、とかそういった類の感情は抱いたこともなく、現在まで淡々と生活してきたのですが、この「サルバドールの朝」の主役はけっこうええんちゃう?と思いました。

ま、名前は、ダニエル・・・なんたら、と名前は正確に覚えてはいないのですが 
英語、スペイン語、ドイツ語を操る俳優で、良い作品に出てるんですねー。



『サルバドールの朝』
コレがけっこう面白かった。

『フランコ政権末期のスペインを舞台に、不当な裁判によって死刑判決を受けた若きアナーキスト、サルバドールとその家族や友人の戦いを描く社会派ドラマ。スペインのアカデミー賞と言われるゴヤ賞で11部門にノミネートされた話題作。』

主人公のサルバドールは実在。割と裕福な家庭に育ったにも係らず、反フランコ独裁政権運動(ゲリラ活動)に陶酔していきます。資金調達のためと銘打って、銀行強盗をくり返すなど、反社会的な運動にも積極的に参加していました。
怖いもの知らずの若者が若さゆえ正しいこととは何かを深く考えず突っ走ったあげく、警官を射殺し、不当な裁判の結果、死刑判決を受ける。というストーリー。
前半は割とアップテンポなアクションで、後半は淡々とした描写となり、それがまた なんとも言えず切なく感じました。

多くの日本人の例にもれず、ヨーロッパの歴史には疎いわたくし、フランコ政権ってなに?という感じでしたが、実話だというこの映画、非常に興味深く面白かったです。もう少しフランコ政権について掘り下げて欲しいと思いましたが、そういう歴史的背景はある程度は知っているという前提で作られたものだったんでしょうね。自分で勉強なされ、ということですな。

単なる娯楽映画としてもそこそこ面白かったし、ダニエルくんもかなり素敵で、この手の政治的映画にしてはかなりオサレな映像で、ストレスなく観れました。別の意味では非常にストレスがかかるのですが。

しかーしオリンピックも行なわれたスペインがつい最近までこんなに非民主的だったとはねーと驚きながら観ました。
そして、最後にサルバドールの妹が駆けつける場面、泣かされるとわかっていて号泣しました。あまり救いがある映画ではないのですが、観て良かったと思いました。


奇しくも製作年度(2006)が同じ「パンズ・ラビリンス」という映画。これもまた、フランコ政権下のスペインが舞台です。なんだか当たりハズレがでかそうで食指が動かなかったのですが、サルバドールの朝を観た後、観てみたいな、と思えました。





そして、ダニエルくんつながりで観たのが、コレ。

『グッバイレーニン』

これこそ最近の話、と言っても、若い人たちはベルリンの壁が壊れたのをリアルには知らないですよね?

『1989年、東ベルリン。青年アレックス。彼の父は10年前に家族を捨て、西側に亡命した。一方、母クリスティアーネは、その反動から愛国心を強めていく。そんなある日、秘かに反体制の考えを持っていたアレックスが反社会主義デモに参加。警察と衝突するところを偶然目撃した母クリスティアーネはショックで心臓発作を起こし、昏睡状態に陥ってしまう。その間にベルリンの壁が崩壊、統一ドイツは資本主義国家となる。やがて8ヶ月後、クリスティアーネは奇跡的に覚醒するのですが、再び心臓発作を起こしてはいけないと思うアレックスは壁が崩壊したことをひた隠しにする。』というストーリー。

アレックス(愛しのダニエルくん演じる)のマザコンっぷりに若干イライラさせられましたが、 息子をもつ母として、自分ならどうして欲しいかなーと考えながら観賞しました。
ま、歴史で言うと、日本の戦前に昏睡状態に陥った人が、今現在突然目を覚ますような出来事が、壁崩壊から数日で起こったわけで、普通に流通していた商品が手に入らないなど、当時ドイツに住んでいた人にとってその劇的な変化は、昏睡していなくてもかなり大変だったであろうと推測します。
わたくしは、そこまで愛国心を持っているわけではないですが、急激な変化はあまり好まないタイプなので、徐々に明かしてほしいかなーと思ったり。

これは、歴史もされど、親子愛を観賞する映画ではないかと・・・、最近おかーさん大事にしていないなーなんて男子にお勧めです。


そして、またまたダニエルつながりで・・・・
前2本を楽しく観ていたわたくしを観ていたK氏がてっきりわたくしがダニエルくんの大ファンなのかと勘違いして
借りてきたのがコレ。


タランティーノ監督・ブラッド・ピット出演作のイングロリアス・バスターズ

突っ込みどころ満載のなんとも腑に落ちない映画でした。
わたくしには、得るもの、伝わるものはありませんでした。ダニエルくんもしょーもない役だったし。
誰が主役かわかりにくいし、良い材料を揃えて台無しにしてる感が否めなかった・・・ま、それがタランティーノだよ!って言う人には面白いんでしょうネ。わたくしはもともとタランティーノはちょいと苦手なので、あしからず。



そして、ダニエルくんつながりではない、一本。


『君のためなら千回でも』(邦題)


コレ、アフガニスタンを舞台にした二人の少年の物語なんですが、
物語が展開していってまもなく、なんともやるせない気持ちにさせられる事件が起こり、それをずっと精神的に引きずって、気持ちよく観賞できませんでした。
終わってからも、なんとなく、すっきりしないなぁと思っていたのですが、じわじわと来るものがあるのであえてあげてみました。


ザクッとあらすじ(ネタばれ含む)

主人公アミールと使用人の子供ハッサンは、とても仲がよく、いつも一緒に遊んでいました。特にハッサンは、アミールが大好きで、単なる使用人という立場を越えてアミールに尽くします。一緒に凧揚げをして、遊んでいる中で凧を拾いに行ってくれる?と聞く、アミールに対し、ハッサンの「君のためなら千回でも!」というセリフも生れます。
その友情が、ある酷い暴行事件をきっかけにぎくしゃくしてしまいます。アミールは、暴行されているハッサンを陰から見ているのですが、助けることができず、逃げてしまうのです。自分の心の弱さが原因だったのにもかかわらず、居心地が悪くなったアミールは、狡猾に難癖をつけて、使用人とその子ハッサンを追い出してしまいます。
時を同じくして、アフガニスタンにソ連が侵攻します。アミールとその父はアメリカに亡命します。
アメリカで育ち、恋をして結婚し、作家としても順風満帆に思えたアミールにアフガニスタンから連絡がきます。アミールの心のどこかに、ハッサンに対する思いが残り続けていたせいか、子供の頃以来のアフガニスタンに帰ることにします。
そこでアミールが耳にしたのは、ハッサン(とその妻)死亡のニュース、そしてハッサンからの手紙でした。
それからは、今度は自分が命がけでハッサンの子供ソーラブを劣悪な環境から助け出し、アメリカへ一緒に連れて行きます。父が殺され、鬱々としているソーラブを凧揚げに誘い、そこでまた今度はアミールがソーラブに対して「君のためなら千回でも!」というセリフを言う。というストーリーです。


観た直後、わたくしの頭には、アミールがハッサンが幼いながらも注いだ無償の愛に対して、あまりにひどいことをしたのではないか、そんなことで償えるのか、という思いがグルグルまわり、たったひとりの子供を平和なアメリカに連れ帰るなんぞ(アフガニスタンには苦しんでいる子供が無数にいる)、自己満足の域を出ないではないか、なんじゃこの映画は!という憤りにまで達していました。


後日、K氏とそれぞれ感想を語り合って、
そんな気持ちになったのは、私自身が、人間の弱さ、自分の中の弱さも認識した上でアミールのそれにかぶせ、それを快く思っていないからなんだろうなぁと気がつきました。

もし、自分がハッサンなら、非常に情勢が不安定なアフガニスタンという土地において、大事な息子を残して死ぬことになったら、「息子を引き取って、安全なところで育ててくれること」、これが一番渇望することだろうなぁと思い直しました。結局ハッサンが一番望むことをかなえることで、贖罪を示したのかな。
一度失敗すると取り返しのつかないこと、というのは、人生において、多々あります。
結婚しかり、離婚しかり・・・。
どういう形であれ、自分の中でオトシマエをつけていくことが大事なんだなーと。


そう思い直すと、この映画が俄然よく思えてきた次第でありました。


ちなみにこれらDVD、夜更かしはせず、朝4時おきで観賞しています
泣いたり笑ったり考えたり、けっこう忙しい朝を過ごしております。

関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

アリャリャ…。
ボクは初期のタランティーノは大好きですよ(笑)
トゥルー・ロマンス(脚本)とかレザボア・ドッグズとか
パルプ・フィクションとか…。

まあ、好き嫌いはハッキリ分かれるでしょうねえ…(笑)

Johnさま


ありゃりゃ、トゥルー・ロマンス忘れてました!
確かにあれは、面白かったし好きです。っていうかなつかすぃー。
ナチュラルボーンキラーズ(脚本)も◎。

パルプフィクションはうーん、って感じで、
いっそキル・ビル路線を突っ走っておけばよいのに、
何故か、今回のは政治色(ナチス)混ぜましたか・・・と。
どうせそういうのをとり上げるなら、あえて、いつもの路線ではなく
大真面目路線でやってみて欲しかったなーっていう。
わたくしこう見えて大真面目なところがありますのでね(えへ
プロフィール

tshome

Author:tshome

ランキングに参加しています。
お手数ですが、クリックしていただければうれしいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 子育てブログ シングルマザー育児へ
最近の記事
楽天トラベル
子供とふたりだとツアーより個人手配旅行のほうが安かったり。
月別アーカイブ
カテゴリー
amazon検索
visitors
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。